少し前にWBCを見ていて気付いたことをメルマガに書きました。
再載してみます。
メルマガより抜粋
http://archive.mag2.com/0000270351/index.html
【未来への可能性】
韓国とは5度目の対戦。
本当の頂上決戦になりました。
先取点を取ったのは日本でしたが、何度もピンチに追い込まれ、突き放しては追いつかれの連続でした。
迎えた最終回、日本は1点差で勝っているところで、塁には逆転のランナーがいます。
何とか抑えたいダルビッシュに対し、ベンチはハラハラしつつももう飛び出す準備をしています。
そしてまさかの同点。
塁には逆転のランナーがいます。
【その時】にそなえてベンチから飛び出す準備をしていたのはさっきまでは日本チームでしたが、
今度は韓国チームが【その時】にそなえて飛び出す準備をしています。
一瞬にしてイメージが切り替わったのです。
人はいつでも自分のイメージによって行動を左右されるんだな、とつくづく思いました。
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なんとか同点のまま延長へ。
首の皮一枚で希望がつながった瞬間でした。
10回表 日本の攻撃
出てくる選手やベンチの選手の表情
あんな顔をした人たちを僕は久しく見ていないと思いました。
気魄と集中力の塊です。
かといって緊張しているわけではない。
集中力が極限まで高まったときの、緊張とリラックスの絶妙なバランス。
2アウト2塁3塁。打者イチロー。
これ以上のドラマは無いと思いました。
僕はきっとこの瞬間を一生覚えているだろうと思いました。
昔甲子園で延長を投げきった松坂を見たときにもそう思いました。
2点取っても終われないゲーム。
勝って終われないゲーム。
そのプレッシャーは想像に余るものがありました。
勝っていてもなお、守らなければ終わらない。
2点をもらったダルビッシュの好投も気魄に満ちた凄まじいものがありました。
特に一塁に走者を出してからは、まるで別人のようにあっという間にアウトを重ねていきました。
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韓国が諦めたわけではありません。
日本の気魄が勝っていたわけでもありません。
どちらも最後まで死力を尽くして諦めなかったことは同じです。
必ず優勝すると信じていた、という事と、
必ず優勝することが分かっている、は違います。
どうなるか分からないからこそ、情熱を燃やし、そこに向かっていく。
時には命さえも掛けて。
まだ終わっていないことを諦めるのか、諦めないのか。
諦めないことももちろん大切ですが、
『よーし諦めないようにしよう』といって諦められなくなるわけではありません。
本当に大切なのは【諦めない自分】に徐々にでもなっていくことだと思うのです。
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僕は【諦めなければ夢は必ず叶う】とは思いません。
韓国チームも最後まで諦めなかったことは同じです。
つまり諦めなかった人が全員夢を叶えたのではなく、
【夢を叶えた人は諦めなかった人】
夢を叶えた人は全員最後まで諦めなかった人だけなのだ、ということを
あらためて強く実感しました。
Garcia
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今日のヒント:
夢は最後までわからないからワクワクドキドキする。
必ずそうなると分かっていることに私たちはドキドキしない。
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