ガルシアです。
昨日の記事の最後にこんなことを書きました。
今はまだ分からない、
集まっていないのなら、
そこが今のあなたの現在地です。
今日はこの部分をちょっと補足します。
今、あなたが立っている場所は、
あなたにとってただの《現在地》です。
ただの現在地ですから、
そこに《良い》も《悪い》もありません。
「あなたは今、そこにいる」というだけです。
あなたが立っている道路上の場所に、
評価を下す価値も理由もありません。
そんなところに評価を下しても、
なんの役にも立たないのです。
ただの現在地ですから、
もちろんそこに《高い》も《低い》もありません。
高いも低いも無いのですから、
上げる必要もありません。
そこにいることを特に《認める》必要も
無理に《好き》になる必要もありません。
あなたが今いる場所を、
認めようが認めなかろうが、
好きだろうが嫌いだろうが、
「今、ここにいる」という事実に
変わりはありません。
「ここは自分らしくない」
「本当のわたしはこうじゃない」
と言ったところで始まらないのです。
今、この瞬間、
あなたがそこにいる、という事実は
あなたがどう思おうとなにも変わらないのです。
大切なことは
あなたがどうやって、
どんなところを通ってそこに来たのか、でも、
過去にどんなことがあったのか、でもなく、
あなたはこれからどこへ行きたいのか、
ということです。
あなたがもしも、
今の場所を低評価しているのなら、
今の場所にダメ出ししているのなら、
あなたは「もっと上げなければいけない」
「ダメな自分も認めなければいけない」
「そんな自分も好きにならなければいけない」
などの《ねばならない》という洗脳にかかっています。
そのままだと、誰かに
「もっと上げましょう」
「こうすれば上がりますよ」
「もっと自分を信じよう」と言われたら、
簡単にそれを信じてしまいます。
今の自分をもっと高めるために、
成長させるために、
「必要な体験は必ず必要なタイミングでやってくる」
ということを頭で鵜呑みにして、
本心ではそう感じていないのに、
起きた出来事を
《ポジティブに解釈しようとするクセ》が
ついているかもしれません。
本当は悲しいのに、
本当はつらいのに、
本当は無理をしているのに、
そんな解釈を続けてしまったら、
あなたの心は麻痺してしまいます。
あなたの心がいつどんなことを感じているのか、
なんて分からなくなってしまうのです。
このあたりは昨日の記事を
もう一度読んでみてください。
あなたの今いる場所が、
これまでにあなたが
やってきたことの結果です。
そこに高いも低いも良いも悪いも、
正しいも間違いも、
善も悪もありません。
これからラーメンを食べに行くのに、
今いる場所の評価をする人はいないのです。
あなたの未来は、
今の場所から始まります。
それは抽象的なたとえ話ではなく、
厳然たる事実です。
あなたが今いる場所が、
あなたの未来への
すべてのスタートラインなのです。
行きたい場所だけを見ている人は、
「どうすればあそこへ行けるのか」
だけを考えています。
現在地を把握するのは、
あくまでも行きたい場所までの
距離や方角を割り出すためであり、
今の場所に対する評価なんて、
そもそもしていないのです。
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